チル ヒップ ホップ。 ローファイヒップホップとは?【フラスコ用語辞典】(2020年版)

ローファイ・ヒップホップ最重要レーベル「チルホップ・ミュージック」、本日10月9日に日本限定コンピレーションCD『Chillhop Radio ~Beats to Relax to』タワレコ限定リリース。プレイリスト&ティーザー公開も

チル ヒップ ホップ

A a. a エー・ケー・エー ・・・also known asの略。 別名〜や〜としても知られるという意味。 anthem アンセム ・・・一般的には聖歌の意味。 人気の高い曲を指す。 ヒップホップに影響を受けている男性。 元々はブレイクダンスをする人のことを指していた。 beef ビーフ ・・・喧嘩。 揉め事。 ディスり合いのこと。 Big up! ビガップ ・・・尊敬。 bite バイト ・・・マネをする。 パクる。 boot ブート ・・・海賊版。 BPM ビーピーエム ・・・beat per minutesの略。 1分間に四分音符が何回カウントされているかを表す。 楽曲のテンポ、速さを表す。 例)BPM90だったら1分間に90回の四分音符がカウントされる。 BPMが高ければ高いほど速い曲。 C Check it out! ・・・よく日本でチェケラなどと表現されている言葉。 「チェックしろ」「聴け」などの意。 chill チル ・・・リラックスすること。 落ち着き、くつろぐこと。 classic(クラシック)・・・名作、名盤、名曲を表す。 昔からの定番曲。 compton コンプトン ・・・ロサンゼルスの南に隣接するアメリカでも最も治安が悪い都市。 NWAやGameの出身地。 crew クルー ・・・仲間。 cypher サイファー ・・・人だかり。 路上などで数人で輪になりフリースタイルラップをし合うことを指す。 D def デフ ・・・かっこいい。 Def Jam デフジャム ・・・1984年に設立されたヒップホップレーベル。 dog(ドッグ)・・・友達。 dig ディグ ・・・掘る。 レコードを探すこと。 和 ディグる。 disrespect ディスリスペクト ・・・軽蔑する。 ヒップホップ界ではラップで人を貶す文化がある。 対 respect。 DJ ディージェー ・・・Disc Jockey ディスクジョッキー の略。 クラブなどでレコードを流し、曲と曲をつなぎ、フロアを盛り上げる人。 一般的にDJというとスクラッチを連想する人が多いが、基本的にスクラッチを行うのはヒップホップDJのみである。 dope ドープ ・・・様々な意味が有るががヒップホップ界ではかっこいい、奥深いという意味で使われる。 E east coast イースト・コースト ・・・主にニューヨークのヒップホップを示す。 アメリカ東海岸。 F fat ファット ・・・かっこいい。 featuring フィーチャリング ・・・ゲスト参加する。 略)feat. flow フロウ ・・・ラップの節回し、歌い方。 ラップすることを指すこともある。 fly フライ ・・・カッコいい。 flyer フライヤー ・・・イベントの告知や宣伝のチラシ。 freestyle フリースタイル ・・・即興のラップ。 歌詞を事前に用意せずラップするため非常に難易度が高い。 ラップバトルはフリースタイルで行われる。 G gangsta rap ギャングスタ ラップ ・・・ギャングスタライフを歌うラップ。 西海岸に多くみられるスタイル。 ghetto ゲットー、ゲトー ・・・貧民街。 スラム街。 H hard core ハードコア ・・・強靭な。 略 ハーコー。 heads ヘッズ ・・・ヒップホップ中毒者。 ヒップホップが大好きな人。 homie ホーミー ・・・仲間。 地元の友達。 hook(フック)・・・曲のサビ。 hood フッド ・・・ストリートのこと。 human beat box ヒューマン ビート ボックス ・・・バスドラムやスネアなどの音、ビートを口で真似して奏でること。 類 ヴォイスパーカッション。 hustler ハスラー ・・・ストリートの仕事をする人。 I ill イル ・・ぶっ飛んでいる。 キレてるという意味の褒め言葉。 普通では「病気」や「病んでいる」といった意味。 〜in da house(〜イン ダ ハウス)・・・〜がここにいるぜ。 instrumental インストゥルメンタル ・・・歌が入っていない楽器の演奏だけのもの。 トラックだけのもの。 J junkie ジャンキー ・・・中毒者。 常習者。 L like a ライカ ・・・〜のような。 まるで〜。 小さい。 lyric リリック ・・・歌詞。 lyricist リリシスト ・・・作詞家。 M MC(エムシー)・・・master of ceremonyの略。 ラッパーやマイクを持った司会者を示す。 my men マイメン ・・・親友。 N new school ニュースクール ・・・90年代前半ぐらいのヒップホップ。 nigga ニガ ・・・黒人同士で呼び合うときに使う敬称。 notorious ノトーリアス ・・・悪名高い。 ワルで有名な。 O old school オールド スクール ・・・70年代後半〜80年代半ばぐらいのヒッップホップ。 ヒップホップにおける黎明期を指す。 overground オーバーグラウンド ・・・メジャーなもの、人のこと。 対 underground アンダーグラウンド P props プロップス ・・・評価。 尊敬の念。 R respect(リスペクト)・・・尊敬する。 対 disrespect represent リプレゼント ・・・〜を代表する。 〜からやってきた。 略 レペゼン。 rhyme ライム ・・・韻。 韻を踏む。 roots ルーツ ・・・起源。 S sample サンプル ・・・サンプリングの過程で録音した素材。 sampling サンプリング ・・・既存の楽曲を録音し、新たに作る楽曲の素材として利用すること。 ヒップホップではサンプリングによってトラックが作られる事が多い。 scratch スクラッチ ・・・ターンテーブルでレコードを前後させ、ミキサーで音を切ったりすることによってノイズを作り出すヒップホップDJの技。 sell out セルアウト ・・・売れ線狙い。 良い意味では使われない。 shit シット ・・・クソ。 skill スキル ・・・能力。 south サウス ・・・アメリカ南部。 アトランタ、セントルイス、ニューオリンズ、マイアミを中心とするヒップホップを指す。 steelo スティーロ ・・・生き方。 スタイル。 sucker サッカー ・・・下手な。 未熟な。 類 wack 例 sucker MC・・・未熟なMC T track トラック ・・・楽曲。 ビート。 バックトラック。 track maker トラックメイカー ・・・トラックを作る人。 作曲家。 海外では「Beat maker ビートメイカー 、「Producer プロデューサー 」と呼ばれる。 thug サグ ・・・暴力的なさま。 thug life サグライフ ・・・暴力的で犯罪者のような生活を指す。 U u ユー ・・・youの略。 underground アンダーグラウンド ・・・メジャーではないもの、人のこと。 略)アングラ。 対)overground オーバーグラウンド。 upeer アッパー ・・・盛り上がること。 盛り上がる曲。 V verse ヴァース ・・・韻文。 独唱部分。 1verseは16小節が基本。 vibes ヴァイブス ・・・vibrationの略。 雰囲気。 気合い。 フィーリング。 vinyl ヴァイナル ・・・レコード盤のこと。 レコードの素材がビニールであることが由来でこう呼ばれる事が有る。 W wack ワック ・・・かっこ悪い。 未熟な。 ダメな。 下手な。 例 Wack MC・・・下手なMC。 wannabe ワナビー ・・・〜になりたい人。 〜なりたがり。 〜気取りの人。 west side ウエスト サイド ・・・アメリカの西海岸、ロサンゼルスを中心とするヒップホップ。 略 ウエッサイ。 ワッツアップ、ワッサップ ・・・元気?や調子どう?のような意味。 Y ya ヤ ・・・youの略。 上物・・・トラックのドラムやベースのリズム隊を除いたパートのこと。 例えばピアノ、キーボード、ギターなどのメロディーラインは上物である。 元ネタ・・・サンプリングソースのこと。 例えばNasの「I can」という曲のトラックの元ネタは「エリーゼのために」です。 大ネタ・・・サンプリング等でよく使われるネタのこと。 パンチライン・・・決めセリフ。 印象的なフレーズ。

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ネット発の音楽ムーブメント「ローファイ・ヒップホップ」とは?

チル ヒップ ホップ

MENU• ローファイ・ヒップホップという言葉をご存じだろうか? これは2010年代後半頃からインターネット上で興隆した音楽ムーブメントの一種で、ここ数年、凄まじい勢いで世界中に浸透している。 本稿では、このローファイ・ヒップホップに詳しいスティール・ギター奏者/トラックメイカーのbeipana氏のブログを基に検証を試みたい。 以下の文章は、beipanaのブログ他に、氏へのインタビューでの発言を下敷きにしている。 詳細を知りたい方を彼のにもアクセスしてほしい。 ローファイ・ヒップホップとは? まず確認しておきたいのは、「ローファイ・ヒップホップ」という言葉自体は特定の音楽ジャンルを指すものではないこと。 よって、定義自体がかなり曖昧で掴みづらい。 それでもおおまかな様式を絞り出すと、打ち込みのブレイクビーツにメロウでメランコリックなギターやピアノが乗る、というもの。 【】 このパターンはかなり多いので、代表的なトラックをいくつか聴いてもらえば分かるだろう。 あるいは、ジャズのフィーリングをヒップホップに活かした、ジャジー・ヒップホップなるジャンルの発展型と見るむきもある。 そして、歌やラップの入っていないインストゥルメンタルが大勢を占めるのも特徴。 というのもこのローファイ・ヒップホップ、ネットサーフや勉強、ゲームなどをする際のBGMとして使われることが多いからだ。 要するに、作業の邪魔にならないように最適化されてきた部分が大きいのだ。 もちろん、じっくりと聴きこむこともできるのだが、基本的に淡々としていて大きな展開がなく、聞き流すことのできるトラックが目立つ。 音質は90年代のカセットテープのようなざらつき加減が好まれる傾向がある。 なので、特定のジャンルとして真面目に向き合うと肩透かしを食らうこともある。 そう考えると、かつての渋谷系のような融通無碍な言葉であり、カテゴリーなのだ。 新旧のキーパーソン では、ローファイ・ヒップホップの起源およびオリジネイターはどうなっているのだろう。 まず挙げられるのが、アメリカの J・ディラ(注1)と日本の Nujabes(注2)のふたり。 彼らはローファイ・ヒップホップのゴッドファーザーと呼ばれており、おもにビート・メイキングの点で後続に大きな影響を与えている。 誕生日が共に1974年2月10日であるふたりは、奇しくも若くして逝去しており、そのため神格化されてきたきらいもある。 注1:米ミシガン州デトロイト出身のミュージシャン/音楽プロデューサー。 90年代の半ばからヒップホップやR&B曲のトラックメイカーとして注目されはじめ、多くのヒット曲を制作。 難病(血栓性血小板減少性紫斑病)を抱えながらも精力的に活動するが、2006年2月10日、32歳の誕生日を迎えた3日後に死去。 注2:東京都出身のDJ/トラックメイカー/音楽プロデューサー。 2003年にファーストアルバム『metaphorical music』発表。 翌年にはアニメ『サムライ・チャンプルー』サウンドトラックなども手がける。 2010年2月26日、交通事故により死去。 36歳だった。 【参考記事】 そして、ジャズやヒップホップからの影響が滲むふたりの音楽性を継承したのが、や といった新世代のリーダー。 他にどんなビートメイカーがいるかは、Beipana氏のに詳述されているのは、ぜひチェックしてみてほしい。 主戦場はYouTube ここでもうひとつ、ローファイ・ヒップホップを語る上で重要なファクターを。 そもそもこのムーブメントが醸成されたのは、ネット上のコミュニティだった。 その際に大きな力点となったのがYouTubeである。 読者の方がまず初めに聴くなら、というチャンネルも挙げておこう。 まず、2013年に始まったオランダのチルホップ。 ローファイ・ヒップホップのチャンネルはオーナーの顔も実態もよく分からず、急にいなくなってしまったりするのだが、チルホップは違う。 レーベルとしてオフィスやスタジオを構えてビートメイカーと契約を結び、収益を渡す仕組みを作り、新譜やコンピレーションを定期的にリリースしている。 【参考記事】 ローファイ・ヒップホップの主戦場となっているのがYouTubeだが、2016年に動画のお薦めを表示するレコメンド機能が大きく変化したことが追い風になった。 この機能、以前はユーザーが視聴した過去の履歴を参照することに大きく依存していたが、AI的とも言える進化を遂げ、レコメンドの精度が格段に高くなったという。 同時期にストリーミング機能も大きく改善され、24時間365日、ビートを配信するチャンネルが登場。 それらがネットサーフや作業のBGMとして聴かれるようになった結果、YouTubeのアルゴリズムが「多くの人が長時間視聴している=優良コンテンツ」と判断し、ローファイ・ヒップホップが多くのユーザーのトップページなどに表示されるようになったようだ。 巨大な需要と意外な効能 もうひとつ、YouTube絡みで特記事項がある。 今年2月、先述のチルドカウのチャンネルがYouTubeの規約違反とみなされアカウント停止処分を受けたのだ。 ツイッターでそのチャンネルのオーナーがYouTubeに「なんでですか?」と問い合わせたところ、膨大な数のリツイートが発生し、YouTubeがチャンネルに「私たちのミスでした」と謝ったという。 これはかなり異例なことだ。 なんせ、サンプリングなどのクリアランス的にはイリーガルすれすれの部分もあるチャンネルに、公式に謝罪したのだから。 要するにこれは、オンライン・コミュニティがプラットフォームに勝ったということでもある。 それぐらいローファイ・ヒップホップには需要があり、膨大な数の味方がネット上いることの証左と言える。 また、ローファイ・ヒップホップのポジティブな側面として、コミュニティが不眠や睡眠障害などに苛まれるリスナーの安息の場所となっているところがある。 ローファイ・ヒップホップのBGM的なサウンドが癒しの効果をもたらすというのももちろんのこと、チャンネルにチャット機能があり、そこがリスナー同士での交流の場ともなっているのだ。 例えば睡眠障害で「眠れない」というユーザーに「君が眠れるように祈ってるよ」とコメントするような会話がユーザー同士で行われている。 そのユーザーの大半がティーンだそうで、こうしたコミュニティ若者たちのセーフティーネットになっているわけだ。 「日本のアニメ」との関係 また特記しておきたいのが、ローファイ・ヒップホップと日本のアニメとの親和性の高さ。 ここで重要な役割を担っている、アダルトスイムというアメリカのチャンネル。 深夜に放送される大人向けのチャンネルだが、ここで、『ワンピース』や『カウボーイ・ビバップ』といった日本のアニメが放送されている。 『サムライチャンプルー』ではNujabesの曲が使われており、そのサウンドに触発された若者が大きかったことは想像に難くない。 しかもこのチャンネル、CMでフライング・ロータスなど先鋭的な音楽が使われており、それが無意識のうちに子供たちに刷り込まれていることが考えられる。 ヒップホップの四大要素は、ラップ、ブレイクダンス、グラフィティ、DJプレイだと言われるが、ローファイ・ヒップホップのそれは、アニメ、チャット、ブレイクビーツ、YouTubeといったところだろうか。 【参考記事】 これまで見てきた通り、ローファイ・ヒップホップには、実験性や新しさを求めても求められていないところがある。 ある種の様式美といってもいいだろう。 だからこそ、サンプラーなどの安価な機材があれば、ビートメイカーとして誰でも参加できる敷居の低さがある。 そして、カフェや雑貨屋、洋服屋、デパ地下などで流れるのにちょうどよく、ある種のイージー・リスニング的役割を果たしてきた(そうした意味では、ブライアン・イーノが発明したアンビエント、エリック・サティの家具の音楽や、エレベーター・ミュージック、ミューザックとも通じるが、ここでは細かく言及しない)。 PCとオンラインで完結する音楽 最後に管見を。 さきほどローファイ・ヒップホップを作る際の敷居の低さについて記したが、この現象には既視感がある。 60~70年代に、何かを表現したいという衝動を持った若人が、手軽に買える機材を手に取ってガレージ・バンドが増えた。 その時の楽器の役割を、今コンピューターが果たしているとは言えないだろうか。 昔だったら、「何かやってみたいけど何をやったらいいか分からないから、とりあえず手軽に買える楽器でも」ということで彼らをギターやベースに向かわせた。 それが今はDTMなどに形を変えているのでは、と。 あるいは、「あれならおれもできるかも」「ああいう恰好がしてみたい」と若者に想わせたパンクや、MTRの普及により生まれた宅録派もそうだったはずだ。 次にローファイ・ヒップホップの今後についてだが、beipana氏のブログによると、2018年にはTomppabeatsやElijah Whoといったビートメイカーがオンラインから抜け出して、世界ツアーを行ったことが続くかもしれないと示唆されており……というところにコロナ騒動が起こり事態は急変した。 誰もが少なからず自宅で過ごす時間が多くなっているわけだが、テレワークや家事や育児や介護などの最中にながら聞きするのに、ローファイ・ヒップホップはもってこいだ。 皮肉ではあるが、生活や仕事のサウンドトラックとして流れ聞きするにはちょうどいいのだから。 著作権を巡る今後の問題などはbeipana氏のに書かれているので、さらに深みにハマりたいリスナーはネットの大海に身を投じてみて欲しい。

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ヒップホップ ( HIPHOP )の 歴史 〜オールドスクールから現代まで〜

チル ヒップ ホップ

HIPHOPの歴史の始まり ヒップホップは1970年代初頭に、ニューヨークのサウス・ブロンクス地区で生まれた。 その地域には、貧困でドラッグにおぼれる人や、ストリート・ギャングが多い地区であり、古いボロボロの建物が並ぶ町だ。 1970年代当時、世間ではディスコが大ブームだった。 だが、貧困なアフリカ系アメリカ人の若者達は、ディスコに遊びに行くお金がない。 そこで、彼らは公園に集まりパーティーをするようになる。 家から運んできたターン・テーブル レコード・プレーヤー を、外灯のコンセントに差込み、DJがレコードを回すなかでダンサーが踊り、グラフティー・アーティストは建物や列車に絵を描き、MCはラップを披露した。 そんなパーティーは、ブロック・パーティーと呼ばれ、貧困な若者達は、お金のかからない公園で遊んだ。 これがヒップホップのオールドスクールの始まりである。 世の中、人が集まるところには、リーダーやカリスマが存在するものだ。 もちろん、これらのパーティーのなかでも、3人のカリスマDJが存在した。 若者達は、彼らが出現するブロック・パーティーに足を運ぶようになる。 その3人とは、• クール・ハーク• アフリカ・バンバータ• グランド・マスター・フラッシュ の伝説のDJ達だ。 この3人は、ヒップホップの歴史では「元祖」と称されている。 DJクール・ハーク Kool Herc 1954年生まれのクール・ハークは、母親の影響でブラック・ミュージックにはまっていた。 当時はディスコが大ブームであり、ディスコDJ達は、流行のレコードを回していた。 しかし、クール・ハークは少し違った。 クール・ハークは、レコードを回すなかで発見をした。 一曲のなかでブレイク・ビーツ 間奏 が一番盛り上がることに気づいたのだ。 そして、同じレコードを2枚持ち出し、2台のターン・テーブルでつないで、ブレイク・ビーツを長く保った。 これが、ヒップホップの音楽シーンの始まりであり、DJの基本ともいえる。 長いブレイク・ビーツのなかで、ダンサー達は独自のダンスを披露し、パーティーは盛り上がりを見せる。 ダンスはブレイク・ダンスと呼ばれ、ブレイクダンスをする少年たちをB-BOY ブレイク・ボーイ と呼ばれだしたのはこのころからである。 クール・ハークがB-BOYと命名したとも言われている。 後にシュガー・ヒル・ギャングがカバーをしている。 クラブ通いをしている人なら一度は聴いたことがあるだろう。 そう、ヒップホップを国と例えるならば、APACHEは国歌的存在の曲だ。 クール・ハークのテーマとして、現在でもヒップホップ・シーンで受け継がれている。 このブレイクビーツだけは必ず聞いて欲しい。 もはや、ヒップホップはこの曲なしでは語れないだろう。 このアルバムは、ヒップホップでサンプリングされた元ネタがギッシリと詰まっている。 彼はクール・ハークのDJプレイに影響され、DJの技術をどんどん身につけていく。 その実力は、「マスター・オブ・レコード」と呼ばれるまでになる。 70年代半ばにストリート・ギャング集団が消滅したころ、アフリカ・バンバータは、DJやMC、グラフティー・アーティスト、ダンサーを集めたヒップホップ組織、ズールー・ネーションを立ち上げた。 この組織は、暴力やドッラグなどの無意味さを訴え、正義、平和、自由、愛・・・等を信念とし、ヒップホップを盛り上げていく。 現在ではユニバーサル・ズールー・ネーションに発展し、国際的な活動を行っている。 この曲は平和、調和、愛を6曲に渡り訴えている、感動ものの1枚だ。 彼は、DJのプレイ中に、客に背中を向けてDJプレイをして喜ばせたりした。 また、フィリアス・ファイブをMCとして一緒にパフォーマンスを行う。 このDJと数多くのMCというスタイルが流行となる。 クラブではMCバトルが繰り広げられていた。 ヒップホップのライブビデオを見たときや、クラブに行ったときに 「Say,Ho-!」との掛け声をよく聞くと思うが、これを叫びだしたのはフィリアス・ファイブだそうだ。 以下で紹介しているグランド・マスター・フラッシュのMIX・CDを聴けば、ヒップホップの誕生を耳で感じることができるだろう。 是非、試聴することをおススメする。 スクラッチはトランスフォーマー等ではなく、昔ながらのグランド・マスター・フラッシュ独特でシンプルなスクラッチであり、曲のつなぎもシンプルでセンスがいい。 ブラック好きには、避けては通れぬ道だろう。 お勧め曲は5曲目の「Rapture-blondie」だ。 全部をお勧めしたいところだが、この曲だけは紹介させていただきたい。 それを最も実感させてくれるのが、この1枚ではないではなかろうか。 上記のアルバムより、ヒップホップのオールドスクールを感じさせてくれる。 グランド・マスター・フラッシュのMIX・CDを聞けば、手っ取り早くヒップホップの誕生を感じ取れるだろう。 ギャングスタ・ラップが好きな方は、違和感があるかもしれないが、これぞヒップホップのオールドスクールだ。 このCDのポイントは、11曲目に Computer games — Yellow Magic Orchestra YMO が収録されているところではなかろうか。 Yellow Magic Orchestra YMO といえば、あの、坂本龍一のグループだ。 YMOの曲を、グランド・マスター・フラッシュが収録しているなんて、YMOはすごすぎる。 ディスコ時代の曲、いわゆるダンス・クラッシックが満載だ。 ディスコの曲は、聴いていて実に楽しい。 落ち込んだときにもってこいのMIX・CDではなかろうか。 1970年にこのディスコが流行した中で、ヒップホップは誕生したのだ! おすすめ曲は、6曲目のSilvettiの「Spring Rain」。 あの電気グループのシャングリラの元ネタである。 つなぎが心地よく最高に盛り上げさせてくれる一曲だ。 最初に聴いたときには鳥肌が立ったのを覚えている。 貧民街を感じさせてくれる、おススメの映画 ヒップホップは、ブロンクスの貧民街の若者達によって生まれた文化だ。 だが、私達が住む日本は裕福な国であり、比較的に平和な世の中である。 したがって、言葉で「貧民街の若者達」と聞いただけでは、どのような世界なのか想像し難いのではないかと思う。 この映画「シティ・オブ・ゴット」は、1960年代~1970年代の、ブラジルの貧民街である、リオデジャネイロのギャング抗争を「実話」に基づいて作成された映画だ。 ブロンクスの話ではないが、この映画を見れば、貧民街を感じることができると思う。 舞台背景が1960年代~1970年代であり、人種は黒人なので、ヒップホップが生まれたブロンクスもこのような感じだったのかな? と想像させてくれる。 小学生のような少年でも強盗などの犯罪は当たり前。 強盗などの犯罪をやっていない人間は、一人前の人間ではない。 お金を稼ぐために強盗をする。 もっとお金を儲けるためにドラッグを売りさばく。 ドラッグを売りさばくには縄張り争いがある。 だから、抗争して縄張りを奪う。 奪った縄張りでドラッグを売りさばき、そのお金で武器を買う。 そして、また抗争を繰り返す。 そういう世界だ。 この映画は、実際にスラムに暮らす子供たちを集めて撮影しているらしく、リアルさが伝わってきた。 また、ストーリーも面白く、映画に引き込まれた。 人気の映画であり、続編がどんどんでていますので、おススメしたい。 次はコチラの記事へ 1979年に、シュガー・ヒル・ギャング Sugar Hill Gang のラッパーズ・ディライトが、ヒップホップ界に衝撃を与えた。 1970年中頃から後半にかけて、貧困な黒人の若者達は、公園に集まっては、DJが回すレコードの中で、ダンスやラップ、グラフティー・アートを楽しんでいた・・・.

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